
初めての家づくり、何に一体どれくらいお金が掛かるのか…不安な方も多いかと思います。 家づくりのお金 は、カタログや広告に掲載されている坪単価だけでは済みません。まずは、どんな費用が掛かるのかを把握するところから始めてみましょう。あくまで目安ですが、ご参考までに具体的な計算例をご紹介します。(※床面積100㎡の新築住宅を建てる場合)
家づくりに必要な4つの費用
大きく分けて4つの費用が必要となります。
(1)建築工事費 (2)設計料 (3)諸費用 (4)予備費(家具購入、地鎮祭、追加工事など)
建築工事費
(1) 建築工事費
建築工事費とは、本体工事費と別途工事費を合わせた費用のことです。
本体工事費 + 別途工事費 = 建築工事費
● 本体工事費
建物本体を建てる工事にかかる費用のことです。家づくりの総費用の約75%が本体工事費となります。基礎工事、屋根工事、外壁工事、建具工事、内装工事などがこの費用に含まれます。本体工事費は面積、間取り、場所によって異なります。
【例】住宅面積100㎡ × 工事単価22万円/㎡ = 本体工事費 2,200万円
※本体工事費「面積×22万円」についての詳細は、こちらの質問で回答しております。
●別途工事費
建物本体以外にかかける工事費です。本体工事費の約5%が目安です。敷地測量費、地質調査費、土壌調査費などがこの費用に含まれます。
【例】本体工事費2,200万円 × 本体工事費の約5% = 別途工事費 110万円
例の場合、建築工事費は下記となります。
【例】本体工事費 2,200万円 + 別途工事費 110万円 = 建築工事費 2,310万円
設計料
(2) 設計料
本体工事費の約10~15%が目安となります。
【例】本体工事費2,200万円 × 本体工事費の約15% = 別途工事費 330万円
諸費用
(3) 諸費用
不動産取得税、登記費用、登録免許税、近隣挨拶粗品、引っ越し費用など。資金調達の方法や仮住まいの有無などによっても金額は異なりますが、建築工事費の約5%が目安となります。
【例】建築工事費 2,310万円 × 本体工事費の約5% = 別途工事費 115.5万円
予備費
(4) 予備費
地鎮祭、上棟式、追加工事、家具購入などにかかる費用です。(約150万円)
具体的な計算例

例題の総費用は、
【例】建築工事費 2,310万円 + 別途工事費 330万円 + 諸費用 115.5万円 + 予備費 150万円 = 総費用 2,905.5万円
となります。まずはどんな費用がかかるのか、諸費用の目安などを把握し、家づくりのコストと、必要なお金をどう調達するのかを検討するところから始めてみましょう。