
「お風呂=ユニットバス」というイメージを持っている方も多くいらっしゃるかもしれません。ですがキューブ建築研究所は、浴槽や仕上げ材も自分で選んだもので作ることができる” 在来工法 “の「作ったお風呂」が好みです。今回は、ユニットバスと在来工法の違い、お客様に合ったお風呂づくりの選び方についてご紹介いたします。
お風呂の工法は3種類
お風呂の作り方には「ユニットバス」と「在来工法」、両方の工法を取り入れた「ハーフユニットバス」の3種類があります。

そもそも「ユニットバス」とは?

ユニットバスとは、あらかじめ浴室の「壁・床・天井・浴槽」といったパーツがセットになって製造された浴室のことを指します。システムバスも同様の意味です。施工現場で組み立てるだけなので効率的に作業ができ、いろんな業種が入らないため、工期を短くできます。コストにはかなり幅があり、在来工法よりも安いものもあれば、高いものもあります。現在はこのユニットバスが主流となりつつあります。
★こんな方にオススメ
・短期間で浴室を作りたい方
「在来工法」とは?

在来工法は、壁や床の防水性を考慮しながら、モルタル(※1)とタイルで仕上げる方法です。かつてはこの工法が主流でした。ユニットバスの場合は、浴室全体が出来上がった商品となっているため、全体の大きさや素材がすでに決まっていますが、在来工法なら、スペースに合わせて自由にこだわりのある浴室を作ることができます。
※1 モルタル…砂とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料。コンクリートとは異なり、砂利が含まれていません。
★こんな方にオススメ
・こだわりのある浴室を作りたい方
「ハーフユニットバス」とは?

浴室を2階に設置する場合、在来工法はユニットバスと比べ防水機能が劣ります。そのため「ハーフユニット」と言って、浴槽から下をユニットバスにしたものを使用します。防水性が大切な「バスタブ・洗い場・壁の下部分」はセットになっており、バスルームの上半分「壁の上部分・天井」以外のデザインについては自由に組み合わせることが可能です。
★こんな方にオススメ
・浴室を2階に新設したい方
理想のお風呂づくり、気を付けるポイントは?
工法の他にも、気を付けたいポイントが「窓」と「広さ」と「掃除のしやすさ」です。新築の場合はリフォームと違って好きなようにカスタマイズできるため、広くし過ぎて毎日の掃除が大変になったりしてしまいがちです。
① 窓
「断熱・気密性」を優先させるか、窓をつけて「換気性能」を向上させるか、十分ご家族と話し合って決めてください。窓がない場合でも、浴室エアコンによって乾燥させることも可能です。
② 広 さ
新築の場合は、リフォームと違って好きな広さにできるため、広さの決め方で失敗することがあります。毎日の掃除や、湿気のことも考えながら広さを決めていきましょう。
③ 掃除のしやすさ
カビが生えにくい、掃除がしやすい壁・浴槽にする。設置不要なオプションは付けず、シンプルな設計にしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。お客様に合った作り方を選ぶ参考になれば幸いです。この他にもお風呂に関する記事がございますので、ぜひ併せてご覧ください。
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