
家の中の汚れは基本的に 重曹 ・ クエン酸 ・ 酸素系漂白剤 の3つでキレイになります。手作り洗剤ってちゃんと汚れが落ちるの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、大切なのは使い方です。粉のまま振りかける、スプレー、浸け置き…落としたい汚れに合った使い方をすれば、市販の洗剤にも負けない効果を発揮します。
油・皮脂汚れには…「重曹」
住居用洗剤には「重曹」が使えます。重曹はアルカリ性の洗剤なので、酸性の汚れ(油汚れ・皮脂汚れ・食べ物・血液・ホコリなど)に効果的です。また、重曹には消臭効果もありますので、電子レンジ・三角コーナーなどの臭い取りにも効果的です。
【使い方】 ● 粉のまま振りかける (適量) シンク、コンロ・換気扇の油汚れなど ● スプレー (小さじ2:水200ml) キッチンの壁・床など、粉では難しい場所に ● ペースト (大さじ2:水大さじ1) 油汚れ・まな板など、ペーストを塗った上からラップをかけ数分置いて汚れを浮かせる
【注 意】 ● 木、アルミ、漆器、銅製品、畳などには使用しない(シミ・変色・劣化の恐れあり) ● 粉やぬめりが残りやすいのでよく拭き取る ● アルカリ性なので肌が弱い人、長時間使用する場合はゴム手袋を使用する
【保管方法】 湿気や水分を吸収し固まる性質がありますので、密閉し、直射日光にあたらない場所に保管する。
水垢・アンモニア臭には…「クエン酸」

水まわり用洗剤には「クエン酸」が使えます。クエン酸は弱酸性の洗剤なので、アルカリ性の汚れ(水垢・石鹸カス・トイレの尿石など)に効果的です。
【使い方】 ● 粉のまま振りかける (ひどい汚れの場合) ● スプレー (小さじ1.5:水200ml)
【注 意】 ● 塩素系製品と混ぜない (有毒ガス発生) ● 大理石、セメント、鉄など(石材、金属)には使用しない (ツヤがなくなる、傷む恐れあり)
【保管方法】 高温多湿を避け、涼しい場所で保管する。
カビ・除菌には…「酸素系漂白剤」
塩素系漂白剤の代わりには「酸素系漂白剤」が使えます。「塩素系漂白剤」と比べ漂白力が穏やかなので色柄物の衣類にも使用できます。塩素系のようなツンとする臭いもなく、ガスが発生する危険性もありません。粉末タイプと液体タイプで成分が異なりますので、使用前にご確認ください。
【粉末タイプ/液体タイプ】 ● 粉末タイプはアルカリ性 油汚れ・引き汚れに強く、掃除全般に使えます。 ● 液体タイプは弱酸性 洗濯物のくすみ・シミ・臭い取りに使えます。
【使い方】 ● お湯に溶かし浸け置き (小さじ1:湯1L) ● ペースト (水少々+大さじ2:液体石鹸大さじ1)
【注 意】 ● 使用する際は必ず換気する ● 長時間の使用は避ける ● 肌の弱い人はゴム手袋を使用する
【保管方法】 「酸素系」のため、保管中も少しずつ酸素が発生します。 破裂防止のため密閉しないようにして保管する。
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